【南海トラフ】Twitterで預言者が現れる(12/16)【本当?嘘?】

雑記

南海トラフが今日12月16日14:20に起こるという情報が出回りTwitterで話題になりました。

私は関西に住んでいるので南海トラフ直撃です。

昔から「来るぞ、来るぞ」と言われ続けてきた南海トラフですが
悪質なデマや根拠のない預言者の可能性もあるので調べてみました。

どこから出回ったのか

まず根拠を調べるために、どこから出回ったのか調べてみました。

どうやらTwitterではなくTikTokからの情報のようでした。

名前やアイコンはうさんくささ満載ですが
ほかの方が投稿している、
「カラスの大量発生」「雲」「魚の大量発生」もあり
本当に起こるかもしれないと思い拡散されていったのではないかと思います。

また預言しているアカウントは合計3つあり
どこからきた情報なのか、説明もなく
どれも根拠のない預言でした。

アカウントを広めるために拡散したのかもしれません。

1605年12月16日に地震が起きていた

「12月16日 南海トラフ」と調べると
1605年12月16日に慶長地震といわれる地震が起きていたことがわかりました。

 https://www.bo-sai.co.jp/nankaitorafukyodaijisin.html

南海トラフは100年~150年間隔で繰り返し発生しているとのことですので預言者の方はこれを参考にしたのではと言われています。

地震の前兆とは

預言以外にも地震の前兆のようなツイートが目立ちましたので調べてみました。

カラスの大量発生

実際にいろんな方がカラスの大群を見たというツイートがたくさんありました

どうぶつは人間よりも優れた感覚をもっているので
地震の前にいつもと違う動きをすると言われています。

ですが、今回のカラスの動きですが
地震の前兆だけではないようです。

そもそも、カラスは秋から冬
それぞれの群れが集まって集団生活をします

冬はエサが見つかりにくいため
みんなで集まって一緒に探して見つけやすくしているという説があり
カラスの集団は地震前ではなくても見れるそうです。

魚の大量発生

海から川にイワシの大群が現れたり
珍しい「リュウグウノツカイ」が現れると地震の前兆だと言われています。

大量のイワシが川に遡上したり海岸に打ち上げられたり現象は、
実は時折発生しているそうで
原因は、イルカなど天敵に追われて遡上している可能性が高いそうです。

そして「リュウグウノツカイ」ですが
2019年に東海大学海洋研究所と静岡県立大学のグループが
「迷信」で根拠がないと断定する調査結果を発表しています。

「深海魚の出現は地震の前兆」は“迷信”と断定…そのウラには地道な情報収集があった|FNNプライムオンライン
「深海魚が出現すると、地震が発生する」こうした言い伝えは、古くからよく知られていて、1743年に刊行された江戸時代の奇談集『諸国里人談』にも記録されている。ただ、真偽は定かではなく、これまでに確かな調査結果は発表されていなかった。こうした中、この言い伝えを「迷信」で根拠がないと断定する調査結果を、東海大学海洋研究所と静...

ふしぎな雲

地震雲と言われている雲はいくつかありますが科学的根拠はないと気象庁が発表していました。

雲は大気の現象であり、地震は大地の現象で、両者は全く別の現象です。大気は地形の影響を受けますが、地震の影響を受ける科学的なメカニズムは説明できていません。「地震雲」が無いと言いきるのは難しいですが、仮に「地震雲」があるとしても、「地震雲」とはどのような雲で、地震とどのような関係で現れるのか、科学的な説明がなされていない状態です。

気象庁

珍しい現象を見ると不安になってしまいますが心配はないようです。

正しい情報をみよう

預言には根拠がありませんが、
預言がなくても、何年も前から南海トラフはくると言われています。

現在日本の技術ではいつ地震が起こるかわからないため
気象庁が24時間体制で監視し、異常な現象を検知すればアナウンスすることになっています。

ブックマークして日頃からチェックすることをおすすめします


デマに振り回されないようにしっかり対策を


地震がくるのは今日かもしれないし、ずっと先かもしれません
慌てないように事前に対策をしておくと安心です。

預言者たちはこれまで何回も地震の預言をしてきました
「予言が当たるかもしれない!」と焦ることはありません

いつ地震が起こってもおかしくないからです。

・備蓄の確保
・避難経路の確認
・家族の集合場所の相談

いつ起きてもスムーズに避難できるように準備をしましょう

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